3) それを文書化する 4) 責任分担を決める 5) その通り実行する 6) 実行したら、その証拠(記録)を残す。 7) その結果を確認し、是正する。 8) これを繰り返す P11の図4参照 従来の品質管理とまったく同じであるが、日本的経営風土から考えると、 1) それぞれの責任をはっきりすること 2) 仕事のやり方を文書化すること 3) 仕事をしたらその証拠、従来のことばではデータを残しておくこと 4) 物には名札をつけておくこと(標示する) が特に強調されている。 (7) ISO工場とJIS工場の根本的相違点 JIS工場はそこで製造した、?製品の品質を、?国家機関が保証するがIS0審査登録工場は製品ではなく、製品をつくる仕組み、すなわち、?品質システムを、?民間審査機関が承認する。 (8) ISO 9000シリーズの導入と歴史的推移 品質管理は戦後誕生した。それは、アメリカ軍という日本のメーカにとっては最大の顧客から米軍規格MIL-Q−5923C(規格名、品質管理要求)の適用という形で始まった。つぎに日本国内での消費については、顧客を代表して政府は工業標準化法を公布してJISマーク表示という方法で日本のメーカに品質管理の実施の要求を行ってきた。 最近では顧客が世界中に拡がり、アメリカは言うにおよばずヨーロッパも大きな顧客となってきた。ヨーロッパの顧客は各国がそれぞれ品質管理の規格をつくってQCの実施を要求していたが、1987年国際的にそれらを全てISO規格に統一した。そして、その規格をヨーロッパをはじめとして、全世界の国々が採用することになった。それがIS0 9000シリーズである。これからの顧客は、大得意先あるいは高価な商品については契約書の中に当然のこととして、この規格を採用することになる。従って、この規格についての勉強とその導入が日本のメーカにとって目前の課題として与えられている。 (9) ISO 8402品質用語から IS0 9000シリーズで用いる主な用語の定義を次にのべる。 前ページ 目次へ 次ページ
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